Period 2: Waterbird / Tulip

木村 秀樹
Hideki Kimura

2015.9.12(sat) - 2015.9.26(sat)
13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sundays and National Holidays


Opening Party: 2015.9.12 sat 18:00 - 無料 ※ 終了致しました

関連イベント:3組の前衛音楽DUOによるライブ "Various Meansー曖昧の海にただよう音" 
※ 終了致しました
2015.9.19 sat open 19:00 / start 19:30- charge: ¥2,000.-
出演: 磯端伸一+薬子尚子, Sarry (821 & Fujiyuki), .es (ドットエス:橋本孝之 & sara)
  ※ 磯端伸一:映画「フリーダ・カーロの遺品 石内都 織るように」音楽担当
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“木村秀樹 Hideki Kimura: Project Periods 2015-2018” Project Site


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木村秀樹-70年代の鮮烈なデビューから現在・未来に至る仕事。 現代版画を“超俯瞰”する計7回、4年間にわたるプロジェクト、 “Hideki Kimura: Project Periods 2015-2018”

20代の頃から国際的な版画展に出品し多くの賞を受賞、国際的にも高い評価を獲得。長年に渡り第一線で活躍を続けている日本を代表する画家/版画家、木村秀樹。特に70−80年代に制作された作品群は国内の主要美術館に収蔵されており、ご覧になられた方も多いと思います。

  ギャラリーノマルで昨年より始まった、木村秀樹の70年代から現在に至る仕事を、4年間計7回の会期(Period)で開催するプロジェクト、"Project Periods"。
このプロジェクトは、時代を越えてなお色褪せることのない魅力を放ち続ける70年代初期の作品から最新作までを、系統立て俯瞰的にご覧いただくことで、木村の思索の遍歴をたどり、その魅力に迫る試みとなります。


毎回、版画の新たな可能性を提示する新作を発表!
今回のプロジェクトでは、作品全体の中から10のシリーズを選び、当時と同様ないしは類似のポジ/版を用いて、木村の現在の視点からの新作シルクスクリーン作品を各ピリオドごとに制作、旧作と併せて展示します。10枚の新作版画作品は、会期の終了時(2018年を予定)、1冊のポートフォリオとして出版いたします。

なお、今回のプロジェクトでは、木村を古くから知る京都市美術館学芸員、中谷至宏氏に4年間、各回でナビケートをご担当いただき、客観的な視点からも木村の仕事の本質を探ります。


Period 2: Waterbird / Tulip
Period 2でのテーマは、<Waterbird / Tulip>。70年代のPencilシリーズ等で得た評価に驕らず、80年代に入ってからも多様に制作テーマを展開していく中で、一層異彩を放つシリーズです。ダブルイメージ・多義性をテーマとした同作品シリーズは、シルクスクリーンプリントによる平面作品のほか、Waterbirdシリーズでは立体、インスタレーションにも展開され、版表現の拡張を標榜する上でのターニングポイントとなりました。
今展では、当時の平面、立体作品を合わせて展示。また同イメージを用いての新たな作品作りにも挑戦いたします。



作家コメント

 1972年から現在に至る制作の展開を、7回の展覧会を通じて紹介します。私のこれまでの制作は、いくつかのシリーズの連続体/集合体と見なす事ができるかもしれません。"Periods" は、それ等のシリーズを、時系列に則して、合理的/回顧的に紹介する事を目指しますが、その事は逆に、各シリーズ間に、技法的、素材的、内容的、時間的な、浸潤、交錯、反復といった、分節化不可能性を再認識させる事になると想像しています。制作遍歴の中に、別の違和を発見し、新たな展開に繋げる事、これが "Periods" に託した木村の課題です。

第3回 Periods は「 Fragmentsー断片」をキーワードとし、1984年~1988年に制作した作品と新作シルクスクリーンを併せて展示します。
断片とは、日常的な(通常の)関係から、ランダムに切り離された、事物あるいはイメージを指します。
孤立化させられたイメージが持つ強靱性と浮遊性を、写真製版のシルクスクリーン技術に内包された、レイヤーと言う相対化システムを通じて、培養する事あるいは解放する事の可能性を探っていた時期の作品群です。
ディペイズマンでもなくアッサンブラージュでもない、別の構築原理を探っていたのかも知れません。


木村秀樹 Hideki Kimura



プロジェクトナビゲーター:中谷至宏(京都市美術館 学芸員)
1987年より京都市美術館と二条城に学芸員として勤務。専門は近現代美術史、美術館論、美術館史。「Parasophia: 京都国際現代芸術祭2015」キュレーター。1989年、「版から/版へ -京都1989-」展を企画し、木村秀樹をはじめとする17名の版表現を展示。